自分たち親が育ってきた時代とは大きく異なる世の中で、子供をどのように育てればいいか気になり、調べている方も多いでしょう。さまざまな教育が注目される中で、近年特に注目を集めているのがSTEM(STEAM)教育です。
- STEM教育ってどういうもの?
- STEM教育とSTEAM教育の違いって?
- STEM教育の習い事をさせるべき?
この記事では、このような疑問やお悩みをお持ちの方にSTEM教育の概要や何歳頃から始めればいいかという点について解説します。
STEM教育は何歳から始められる?
まずSTEM教育とは、科学(Science)技術(Technology)工学( Engineering)、数学 (Mathematics)の4つの分野を横断して総合的に学ぶことを指します。ここに芸術(Art)または教養(Liberal Arts)を加えたものがSTEAM教育です。
STEM教育では、それぞれの分野における知識を獲得するだけでなく、複数の分野を組み合わせて学ぶことで、多方面から物事を見る力や発想力を培うことを目的としています。
科学技術が発展した現代において、AIやロボットに代替できない創造性や問題解決能力などのスキルを身につけるために、STEM教育が注目されているのです。
文部科学省もSTEAM教育を推進しており、教育現場においてプログラミングが必修化するなど、既に導入が進んでいます。
STEM教育は0歳から取り組むことが可能
では、STEM教育はいつから始めれば良いのでしょうか。多くのプログラミング教室やSTEM教育を行う幼児教室は、3歳ごろからが対象になっています。しかし、STEM教育の本質は、自分で考えて工夫し問題を解決する力を育むことです。
3歳からと年齢を制限することなく、普段のおうち遊びをSTEM教育につなげられます。数を数えることやブロック・型はめのおもちゃで遊ぶこと。お茶や水を注いだりこぼしたりすることも、年齢に合わせたSTEM教育に繋がっています。
STEM教育らしい取り組みは3歳くらいから
STEM教育の取り組みであるプログラミングや科学実験などを導入するのは、簡単なルールを理解し、守ることができる3歳ごろからでしょう。3歳くらいになると、簡単なプログラミングを扱う玩具や、工具を使い自分で組み立てる玩具など、STEM教育に繋がる玩具の種類も幅広くなります。STEM教育を本格的に始めるのは3歳くらいからでいいでしょう。
年齢によってSTEM教育の取り組み内容を変える
子供の発達段階によってできることや興味を持つ遊び、身につく力が変わってくるため、STEM教育の取り組み内容は年齢ごとに変化していきます。
0~3歳のSTEM教育
家庭内での生活に加えて、外に出て自然と触れ合うことで五感を使い、たくさんの刺激を受けることが重要です。様々な刺激を受けることで、物事への興味や疑問を持ち、考える力の地盤を作ります。
3歳~小学校入学前のSTEM教育
好みが固まり、社会性が育ってくる時期です。自分の好きなものについて、工作したり絵を描いたりと創作活動に励むといいでしょう。また、ごっこ遊びなど他者との関わりを通じて想像力や判断力が身についていきます。
STEM教育の習い事や知育玩具も、子供の趣味嗜好に合わせて選んであげましょう。
小学生のSTEM教育
プログラミング教育が必修化されている小学校の中には、タブレットを使用したりロボットプログラミングを扱ったりと、STEM教育に力を入れている所もあります。今後、理科や算数、図工以外に、音楽や国語などの教科と絡めた横断的な学習が増えていくことが考えられます。
中学生~高校生のSTEM教育
小学校に続き、中学校でもプログラミング教育が必修化されました。
高等学校でも情報の単元にプログラミングが追加され、主にインターネットを利用してのSTEM教育が行われています。
従来より複雑・専門化する学習内容に苦手意識を覚えてしまうと、勉強に対して消極的になるリスクがあります。まずは科学や数学などに自然と関心を持てるような環境作りを心がけましょう。独自のSTEM教育を取り入れている中学校・高等学校に通うことでより高いレベルの経験を積むことができますが、地域により格差があるのが実状です。
目的や考え方を理解し日常から取り組むことが大事
STEM教育と聞くと、専用のキットを用意したり習い事やワークショップに参加したりしなくてはいけないように感じてしまいます。しかし、重要なのは興味を持ち、考え、判断する力を身につけられるように、サポートすることです。
日常生活で子供が「なんでだろう?」「どうしたらいいかな?」と考え、工夫して解決する経験が積めるように、働きかけをしてみましょう。意識して取り組むことで、普段の暮らしや遊びの中でSTEM教育で培うような能力を育むことは可能です。
まとめ
現在広がりつつあるSTEM教育ですが、学校教育の現場では導入され始めたばかりであり、国内では海外と比べて十分に浸透していません。全国的に、学校でSTEM教育が行われるようになるにはまだまだ時間を要します。
学校に任せるのではなく、家庭や日常生活でSTEM教育を取り入れることで、自ら考え、工夫して課題を発見し、解決するスキルを身に付けられるでしょう。これらのスキルは、今の子供たちが社会に出る際に強い武器となります。
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